July 9, 2009

夏の或る日

病院からの帰り、散歩がてら歩いた。

団地は、かつての団地ではなくなっていた。
団地は新しい真っ白なペンキで途中まで塗られているところだった。本当に途中までで、右の壁だけ、とか、真ん中の壁だけ、とか、それで、まだらというか、いかにも興醒めのする色合いで。勝手に人のうちのことで興にのったりしている方が明らかに悪いのだけど、まあそんな感じで。とても残念だったのだった。


最近外に出たり座間味に行ったりして思うのだけど、まあ沖縄の明るさといったらない。日差しが強いので、道路までが白く輝いていたりする。真紅のハイビスカスとその濃い緑が映えるったらない。沖縄に行くなら冬、と冬もおすすめしていたのだけど(全然あったかいから)、あと春もおすすめしていたのだけど(花粉がない)、夏が断然いいかもしれない。海がきれいだし。

最近写真を撮っていて思ったのだけど、物事というのはコントラストだなあと思う。写真でとらえる何かにしたって、音にしたって、感情にしたって、まあ何にしたって、そうだと思う。換言するならば、「相対的な問題」。何かは何かとの対比でないととらえられないということ。そうして、そのコントラストにいくつ気づけるか、どういう違いなのかに気づけるかというのは、大切なことなんじゃないかしら、と思う。まあこれも好みの問題。私はそういうのが、好きだ。


じりじりと肌の焼ける感じというのはきっと誰しも経験したことがあって、それってそんなに嫌なものでもなくて。火傷になるのは痛いからよくないけれど、ある程度焼けるのは私は結構好きだ。そもそもの色が白くないってのもある(だから失うものがない)し、焼き色ってのは香ばしい感じがする。焼いたものが好きだからだろうか。
早慶戦なんかは屋根がないところだと大分焼けてしまうのだけど、ビールとかチアにうつつをぬかさず日焼け止めを塗っていればあんまり焼けない。けど、焼けなかった時は少し寂しい気がしてしまう。せっかくあんなに太陽の下で楽しんだのに、その証が全然残っていない気がして。

そうやって今日は日傘を持っていたのに差さずに(母に渡されたのだけど、日傘を差したことがないので、雨が降っていない道をどんな顔をして差せばいいのかわからないのだった)歩いていたら、焼けてしまった、当然の焼き色。


ああ、そういえば、今日はその後、31アイスクリームを食べに行った。
31アイスクリームのすごいところは、31種類あまりも味があるのに、3つくらいしか好きなやつがないからすぐ選べてしまうところだ。
夏は、アイスがうまいってところもいい。

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