July 17, 2009

yomyom

母の用事が済むまでぶらぶらしている、ということで、洋服屋をのぞいたり、雑貨屋を遠目に見てその雰囲気を楽しんだりしていたが、全然時間がつぶせなくて、フロアマップで本屋を探す。


本屋といってもショッピングモールの一角にある本屋なので、そんなに充実しているわけではなく、でも毎夏恒例の、新潮文庫の100冊のコーナーが設けられ、黄色いYonda?君(パンダ)がかわいく、ほぼ全てのラインナップが平積みされていた。
他の会社もやってるはずだが、あんまり目立たなかった、というか独立してコーナーが設けられているのは新潮社だけだった。


私はあんまり読書家ではないので、厳選100冊!って感じの中でもちゃんと読んだことがあるのは15冊とちょっとくらいのもので、改めて、読まなきゃなあとか思ったわけで、そんな感じなので何を買うか迷ったのだけど(1Q84を買うことが決定していたので、更に買うなら1冊だけにしようと思っていたのだ)昨日の夜ぱらぱら読んでいた江國香織の「泣く大人」についと出てきた「いしいしんじ」という名前がひっかかっていて。
結局そのコーナーを30分近くも右往左往しちらちら読んでは置き、というのを繰り返した揚句にレジへ行く羽目になった本は、いしいしんじの「ぶらんこ乗り」だった。
買うときは気づかなかったのだけど、表紙が刺繍でかわいらしい。


カフェでそれを読みながら、母を待つことにしたのだけど、結局長く待たされたため読了してしまった。


いしいしんじ、というそのひらがなの筆者の名前のやわらかさとおんなじで、やわらかい感じのする小説だった。表紙裏の解説(これは書く人の才能がバラバラだ。君本当にこれ読んで書いた?って思うときもあるし、そんな文章を載せると売れないと思うけどな、という時もある。)に、「愛おしい」という表現があったけれど、うん、そんな感じ。キレキレな作品も格好良くていいのだけど、こういうのもいいなあと思った次第。
作品中にいくつかのお話がでてくるのだけど、「うたうゆうびんはいたつ」というのがいい。


帰る途中で、八百屋に寄って、バナナを一房と、トマトを買った。

帰ったら、祖母がリラークススタイルで(つまり寝ころんでテレビを見ていて)、父が帰ってきて、母と一緒に夕食の支度をした。
庭でとれたゴーヤーを使ったゴーヤーチャンプルーだ。今年はもう7本くらいとっていて、今は大小15個くらいの実がなっている。そんなに一度には食べきれないので、結局余所に差し上げることになる。
昨日焼いたスコーンでコーヒーを飲んで、野球を見ていたら、越智が9回表で登板し、1-0で勝っていたものを2ラン2本被弾の1-4に逆転されて、ゴンザレスが真顔で落ち込んでいるのを横目に、今日もやってくれたぜと、思いながら交代の雰囲気になったので切り上げて今に至る。まあ、一人は鳥谷だからいいか。


日記だぜ。

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