October 13, 2009

TOWER RECORDS

久々に那覇の街に繰り出した。

買物は一人に限る。
と、いうのは、一人なら興味のあるものだけを好きなだけ吟味できるし、集中できるし、疲れたら休めるし、つまりコントローラブルだからだ。
そして今日の目的は本屋とCD屋だったので、尚更であった。

しかし、本もCDもAmazonでOKな今、久々に出向いた。特にタワレコ。
超なつかしい。タワレコ那覇店なんて高校以来かもしれない。

高校時代はCDを買うお金もないのに、試験後の開放感に乗じてよくタワレコに行った。
試験と時限数がやたらに多い学校ではあったが、皆陽気でよく歌を歌っていた気がする。

タワレコに行って何をするかというと、当時聴いていた米軍のラジオで流れている洋楽のCDを視聴するとか、友達とCDを薦め合うとか、やたら熱い手書きのポップなんかを読むとか、そういうことだったりした。なつかしすぎる。
タワレコは地域によってカスタマイズが激しいというイメージで(あくまでイメージなのだけど)、沖縄なら沖縄のアーティストをプッシュしていて、バーンとでかくディスプレイしてある。沖縄でだけ流行っている人たちというのもいる。多分どこの地方でもそうなのだと思う。皆いろいろ聴いてたけど、高校ではハイスタがかなり流行ってた気がする。

そんな中、私の目当てはbounceだった。
これはタワレコのフリーペーパーで、というかペーパーというには厚い、雑誌だ。100ページ弱はある。
その月にリリースされたCDの情報が、マイナーなものも拾ってあって、インタビュー記事とかいろいろ載っている。洋楽が多い。タワレコだもんね。
私は全然知らない人ばっかり載っているそれらの記事にはほぼ見向きもせず(知らないアーティストのアーティスティックすぎるセリフを読むほど暇ではなかった)、広告面ばかりを見ていた。
お気に入りはJUDY AND MARYのPOWER SOURCEの広告だったな。
知らないアーティストでも、広告がよければとっておいた。
それで、高校生活のせめてもの潤いにと、表紙もクリアなバインダーの裏側から貼り付けて、表紙にしていた。そんなことでも数学の時間が彩られるから素晴らしい。
皆それぞれに机の上を賑やかにしていた。文具に凝る子もいたし、バヤリースの缶をペン立てにしていたり(なつかし)、ムーミンの貯金箱を置いといたり(これは私だ)、そういや雑誌とか漫画置場もあったな。ベルセルクが並んでたな。

と、久々のタワレコがちっとも変ってなくて、本当にレイアウトもそのまんまで、でも高校生の頃は行かなかったジャズの棚の方へ足を踏み入れた私の方が変わったのだと気づいて、感慨にふける秋。

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