November 12, 2009

「未熟」

未熟者について考えた。

私自身よく「未熟者で」とか、使う。「怠惰で」、とかと同じくらいよく使う気がする。
謙遜でなく本当に思っているのだが、あるとき、「未熟、・・・未熟?」みたいになってきて。こう、繰り返してるとよくわからなくなってくるといういつものゲシュタルト崩壊的な。「あ」ってずっと書いてると、こんな字だっけ?ってなるみたいな。いや今回のは単に前後の漢字を単体で見たというだけの話。

「未だ、熟せず」。
これから熟するとは思うんですけど、ちょっとまだなんですよね。
年も若いですし、いろいろ他のことやってきちゃったものだから。
だからね、のびしろはあるんですよ。多分。
で、まあいつ熟するかというのはわかりかねるというか、予定は未定というか。そこまではわからないんですよ。なにぶん、未熟なもので。
的な?

言い訳っぽいなと思ってしまい。のびしろがあること前提なところが若者らしいというか。多分これあんまり年配の人は使えないワードな気がする。
まあ、熟すようがんばります、精進します、という前向きなところは評価してもいいのかもしれない。
でももっと謙虚にいうなら、「未熟で」ではなく、「狭量で」とかになるのかもしれない。のびしろすらありません、私は本当につまらない者です、という。


逆に「未熟者めが!」という叱咤は愛があるんだなと思った。
「ええい器が小さい!」とか、「この凡人め!」とかいうのはもっと辛いのかもしれない。
何にせよ叱咤は愛情であることに違いない、たぶん。

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