March 24, 2010

俄か教育論 序論

多少の毒気にあてられて疲弊した。
喧嘩したい。

金なんて儲けるもんじゃないなと思う。教育のきょの字も出てきやしない。
私はもはや彼ら(60を超えたおじさん達)をそのゆえに自分の上に位置づけることができない。
金儲けのために教育をビジネスにするなんて、経営のために教育の質を落としたり講師に無理を強いたりするなんて、犯罪に近い。子どもたちの顔を見てそれをしようとするなんて、何かに魂を縛られているに違いない。教育をすることというのは、儲けることより重大で価値のある行為だと思う。
金儲けの経験や贅沢の経験や地位を得る優越の経験がそれをさせているのなら、そんなの経験しない方がいい。ばかみたいだ。

「蛇のように聡く、鳩のように素直でありなさい」聖書

私は、教育をする人の役割は、第一次的に、その子に学問の楽しさを伝えることにあると思う。その学問で自分の知性を育て、表現力を増し、思考力を高めることに喜びを覚える体験を提供することにあると思う。
学ぶことは一生人がすることであって、学ぶことは人格を形作る。人生を豊かにする。学ぶということを人生から取ってしまったら、楽しさ8割減だと思う。恋愛だって楽しさ8割減だと思う。人生がひまつぶしならなおさら損だ。

教育の質の低下は、こどもを勉強嫌いにさせ、その楽しみを子どもたちからいくらか奪うことになる。
一人の人間の人生の豊かさを、儲けを増やすために犠牲にする価値判断が私とものすごく相容れない。
勿論財政的にまわっていないと存続できないから、利益は当然追求すべきだと思う。でもそれは手段であって目的ではない。

というようなことを言いたいけど、通じるかな、あの人に。今度言ってみよ。

2 comments:

  1. >序論
     ということは、続くのでしょうか。教育論、是非伺いたく。
     塾バイトしていた時のことを思い出しました。2007.12.19~21らへんを読み返したりしつつ。

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  2. 教育論をぶつには未熟すぎますが、序論くらいは書いてもいいかしらというラフなタイトルであります。というか感情のほとばしりなので。
    俄かというくらいだから、続かないかも。ご期待に添えられるといいですなあ。

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