June 3, 2010

京浜急行

電車の話をしようかなって思ったんだ。

でも、以前にもうしてた。某あん神というサイトにあるように、リンクを貼るよ。ていうかあれいいよね。あのポップいいよね。
trace of:赤い電車

そうだこの時も、赤い電車だったんだ。
赤い電車は、京急のこと。
東京を走る、電車だ。羽田空港の方から浅草らへんの東京の東はじをつっきって、千葉方面へ伸びていく。

これを書いたときは、赤い電車にまつわる思い出は、つまり家庭教師で伺った家の沿線で、その帰りに、暗いけど明るいホームで待っていた、少し寂しい思い出。
でも多分この時の思い出はこれだけで。
そのあと、妹が沿線に住んだのだった。千葉の方。千葉ニュータウン中央。そこには大学があったけれど、早稲田とは全然違った。きれいだけどひっそりしていた。そして私は妹と妹の恋人を待つために、花のみえる丘公園というなんともさびしい公園にいた。だだっ広く、夕暮れ時で、LV30ばかり聴いていた。私は黒いコートを羽織っていたが手が冷たくなってしまっていて、手をポケットにつっこんでひたすら「今何時だろう 何時代だろう」って思っていた。犬がテーブルの上に乗り、かばんの中の憲法をくんくんしたりした。四人組ですけん、いい本ですよ。

こういう終点と始点がいくつもあるような線では迷う。泉岳寺だっけ。乗り換え。

その後、時は経ち、就職した際に住居にしたのが大井町であった。大井町はJR京浜東北線と東急大井町線の乗り入れている駅で。でも私の住居は大井町の中でも東よりでそちらには京急線が流れていた。それで妹の大学まで行かれるというのは面白かった。たとえ二時間かかるとしても。

赤い電車には千葉方面に行く時にはとても長閑だった。時間によるのかもしれなかったが、とにかくあたたかい日差しに呆けてのんびりした音楽を聴きながら。私はコトコト移動した。

赤い電車を最初に見たときは、赤いなと思った。幼馴染がいたら、「無駄に赤い」とつぶやいていただろう。形容するならば、木靴に塗られるような赤、だろうか。少しグレーの混ざったような。赤。
赤いのうと思いながら、ふと見ると、沢山電車の種類があって(つまり急行だとかエアポート快速だとか各駅だとか特急だとか)。品川のJRと京急連絡改札には券売機がない。窓口で買う。ただ、特に特急券が必要なものではないらしい。無駄にびびって窓口で「羽田空港まで」と言う。

大井町は品川からすごく近い。大井町で京浜東北線が止まっていると、だから京急の方へ流れる。そっちから品川へ接続してそこからは山の手なり復旧してれば京浜東北なりで、有楽町をめざす。有楽町から降りて日比谷線に乗り換えて、地下ダンジョンへもぐる。ここでLV30くらいである。PASMOで華麗にタッチ&スルーしてきた瞬間の日比谷線に乗り込む。女性専用車両に助けられた経験を生かし、守られながら日経を読む。神谷町につくとわらわら降りる。

あ、いつのまにやら電車から離れてた。電車を降りても電車の思い出は続く。

他にももっとある。赤い電車の曲が京都への夜行バスの中で流れていた事とか。PVを大隈ランチで見たとか。

今日は京浜急行でした。また次回をお楽しみに。

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