October 12, 2010

ICC OPEN SPACE2010

3つ目。
初台にある東京オペラシティの4Fに、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)がある。オープンスペースにはいろいろ展示があって、入場は無料。
ICC OPEN SPACE 2010

展示の中にはずっと前からあるやつもあって、まあジャグラーとかマシュマロスコープはいいとして。
お気に入りは
《10番目の感傷(点・線・面)》クワクボリョウタ
リンク先飛んでもらえれば大体どんな作品かわかるのだけど。
よい。とてもよい。楽しい。わかりやすいし。



《for maria anechoic room version》渋谷慶一郎+evala
相対性理論とやって以来なんだか気になる渋谷さん。
音響系というかガリガリのノイズ系は全然聴いていなかったのだけど。
もともと展示として無響室そのものには入ったことがあるのだけど、なんだろう、一番近いのは水中だろうか。音が反射しない空間。圧迫感。耳の中まで空気がみっしり埋めている感覚。不安。
そこで展示されていたのがこの渋谷さん+evalaさんの作品。

結構注意が多い(内容が刺激的なので)ので、ちょっとおっかなびっくり。
無響室の中心にひとり立たされ、係の人が出ていく。暗転。
目の前の緊急停止ボタンが青くほのかに光るのみ。ちなみに中の様子は外で一応係の人が確認している。

ノイズ慣れしていない体には大きな衝撃。
視覚を驚かす光。
自分のすぐそばを「なにか」が飛び回り、自分がなにかに脅かされているという危機感や焦りだけはあるのだが、為す術はない。それは実体のない「音」だから。で、必死の抵抗をやめたときにくるあの周囲との一体感というか。浮遊感というよりはもっと濃密な。
少し、ジェットコースターに似ている。落ちるとき、重力が無くなった感覚に焦るけど、もういいや、と身を任せたときになぜかふわっと心地いいという。あれの音版というか。
だんだん終わりが近づくのがわかり、頭の後ろがしびれ、いつの間にやら終わるのが惜しいと思っている自分に驚く。余韻。

明るくなって、沸々と、おかしさがこみ上げるのもまたジェットコースター的。

いい体験させてもらった。


emargencies!を見逃したのは不覚。
ビスケット・ラボでお絵かきして帰る。

それにしてもオペラシティというところは晴れの日も雨の日も、すごく気持ちがいい。
クラシックコンサートなどもある。まあオペラシティだもんね。
ギャラリーショップでかかっていた
Ok Bamboo/Shuta Hasunuma
を衝動買い。

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