December 7, 2011

Diorama

近況でも。
この間、すーん、としたくて出かけた。

行き先は東京都内である必要があった。その感じは東京にしかないものだったからだ。
しかし、そこは混んでいない必要があった。すーんという感じはとても微かなものなので、ノイズをキャンセルしなければならないからである。

そうやって台場を選び、ひとりで歩くのが常だったけれど、その日は台場に行くのは違う気がした。
台場は本当にゆうれいの気分になれる場所だけど、もう少し目的がほしかった。地に足をつけたい気分だった。


まあそういうわけで、初台。オペラシティ。ICC。まあそうなる。
ちなみにもう一箇所の候補は天王洲アイルだったが、これも散策目的ならよいけれど目的となりうるものはあまりない。

ICCにはいつだってマシュマロスコープがあるし、いつだってジャグラーがある。ていうかもういいよあれらは。
時間が遅かったので、渋谷慶一郎+evalaは入れなかったけれど、変わっている展示をうろうろした。特設は「三上晴子 欲望のコード」。ふむ。

しかし、もう一回クワクボリョウタのやつ見たい。と思ったら動画があったのでシェア。小さい電車が頭に光源を乗せて走っていく展示。



クワクボリョウタ The Tenth Sentiment / 10番目の感傷(点・線・面)





と、奥で聞きなれた曲。やくしまる。渋谷慶一郎にやくしまるって、もうそういう空間。展示自体はロボットアームが音楽に合わせて自分で光を出してPVをつくるというもので、そんなに感動はしない。


隣のアートショップで、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」と「文章読本」を買って、Powershovel AudioというレーベルのCDを買った。音響系。
Diorama/Machinefabriek
まずジャケットがいいと思い、アルバム名を見て買うべきだと思いました。Dioramic!Dramatic! 実際いい。
Shuta Hasunumaもここで出会ったので、このお店のチョイスとここに来た時の自分を信用しつつある。

帰りにコンサートホールを横目に見、つめたい空気で胸をいっぱいにしながら、今度はオーケストラ聴きたいなあと思った。

そういう土日を糧に平日をやりくりしています。

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