February 19, 2012

まる

ちょっと前に、院の面々の集まる新年会に顔を出し、そこである人の言った「一周回ってる」という概念を結構気に入ってしまっている。なんだか言い得て妙な感じがして。
曰く、人間にはいろんなタイプがいて、ある種の人々は、「回る」という部類に属するとのこと。お遍路のように。そうして、私やその他友人の一人は1周もう回っているとのこと。俺はまだ序盤とのこと。一周まわってるやつはなんかすげえとのこと。コンテンポラリーとモダンをひたすら間違えながらお話しになる。

そういう抽象レベルのイメージベースの話し方って結構好きだなあと思う。
誰々は~的だ、という文脈の中で、ある人は終末的だと評され、かつ宇宙飛行士だと評される、そのことがなんとなく共通認識として納得感ある、っていうのは面白いことだと思う。

例えば自分の今の状態を、そういうふうに、絵にできたら、問題の大半は片付いているのだろうと思う。何が問題なのかを説明できた時点でその問題はほぼ解決しているとの先達の言の如く。
でも実は問題を明らかにした所でどうしようもないこともたくさんある。



Then,don't worry about it.Life goes on.である。兎にも角にも知に働けば角が立ち、その角が削るのは自身であったり。
でも誰が何を言っても、隣に緑の草原が見えていても、枯野を引き回される牛の如く、枯野の中にひたすらほおずきの実を探す秋もある。


あたらしい二人があたらしい場所にあたたかな心であたたかな場所をつくれますように。

No comments:

Post a Comment