めっちゃ長いよ。しかも多分東京の人じゃないとわかんないよ。すみません。
京浜東北線。
南は神奈川県の横浜、北は埼玉の大宮までをつなぐ。
京浜東北線っていう割に埼玉までかよ、と思った人の数知れず。
JR東日本の東北本線の一部を通っていて、多分まあそういうこと。ちなみに大宮以降は宇都宮線てのがある。どんどん線路を行けば確かに東北までいける。
JRである。JRだからきれい。
銀色にスカイブルーの車体、いち早く導入されたVIS。駅情報とか天気予報とか出るディスプレイね。なんか、かっこいい、というイメージ。ちょっと渋い。山手線の東側つまり新橋とか有楽町とか東京とか神田とかそのへんを通るのでそういうイメージなのだろう。朝若い子はあんまり乗っていない。スーツばっかり。
前にも書いたけれど、私は会社勤めの際大井町に住んでいた。大井町は京浜東北線沿線の駅で、品川の次。あるいは大森の次。
朝激混みで押しつぶされるし新聞持ってるだけで顔をしかめられるが、西武線とか東横線とか埼京線とかにくらべたら多分全然楽。
神谷町に会社があったから、有楽町で地下鉄日比谷線に乗り換える。だから有楽町で降りる。
大井町から有楽町まではたった5駅である。
大井町
品川
田町
浜松町
新橋
有楽町(ついた!乗り換え。)
リーマンの多く生息する地帯に停車するので、その度に沢山のリーマンを放出する。つまり、大井町の時点で激混みでも、各駅でどんどん人が減る。ので楽。
余談だけど、電車でのポジショニングって結構大事だ。特に新聞を読む場合。開かない側のドア横の隅がベスト。よっかかれるから両手が使える。人の前に立つとつり革につかまりながら新聞を読むことになり、めんどい。片手で読むためには折りたたまんといけんし、折りたたむと大体記事途中で切れるから。あと、ドア付近は混むけど出やすい。朝は颯爽と飛び出したい。
電車によっても違う。全然人降りない線なら、混んでないとこのがいい。山手線なんかはすぐ降りそうな人、つまり「あーこの人渋谷か原宿で降りそう」とか、「馬場とか池袋まで降りなさそう」とか自分の中で賭けてその人の前に立ってて読みが当たると、座れる。数駅でも省エネするよ。
でね、京浜東北線はまあそういう風に大井町時代に乗ってたんですね。
大井町から都心に出るには京浜東北線の他にりんかい線ってのがあって、これは山手線の逆方向(渋谷・原宿・新宿方面)に行くやつで埼京線ってのとつながっているんですよ。そういうちょっと若い感じのところに行くにはそっちが便利なんだけど、でもこのりんかい線から埼京線への乗り入れってのがミソで、運営が別会社なので乗り入れた途端に料金が新たにかかるんですよ。しかもりんかい線無駄に高い。あと深い。新しい地下鉄って大概そうだけど、もう浅いところには別の線が通っちゃってるからやたら深い。その分ホームが遠い。あと本数が少ない。そこらへんJRのすごさを感じるよね。さすが旧国鉄だよね。
そんなわけで、私はそっち方面に行く時も大概京浜東北線で品川まで行ってから山手線に乗り換えにしてました。同じJRなので料金もそのまま、リーズナブル。あと近い。地上。
京浜東北線のいいところは、終電が遅い。1時くらいまである。まあいいのかわるいのかって感じではあるけど、会社から地下鉄日比谷線の終電(0時4分くらい)で出ても、余裕で間に合うっていう。途中乗り換えられないかもっていうのは結構やだもんね。
あ、で、悪いところは終電がガン混みだってこと。ニシカワさんも多分毎日そんな感じなのかなって思うけれど、横浜方面に行くので、そっちに住んでいる方々がこれを逃すと帰れない、という必死さでぎゅうぎゅうになってて殺気立っている。そこにさらに乗り込むのは結構勇気が必要なのだけど、みんな帰れないよりはましだから果敢に乗り込む。私はそんなん言ってもあと1駅なので(品川までは山手線でも行けてそこから大井町までがこの電車でしかいけない)、1駅のためにこれに乗るか、タクるかというのを天秤にかけてしまい。まあ大概乗ったけど、でもタクシー選んだこともある。そのくらいすごい。
あと、重大なトラップがある。
朝利用している分には問題ないんだけど、どっかのタイミングでこいつ快速運転しやがる。昼間。
快速ってことは、何駅か飛ばすんですよ。無断で(いや無断じゃないんだけど)。
しかも、普段の車両のままだから快速なのかどうかってちゃんと車体の電光掲示板のとことかアナウンス聞いてないとわかんない。
それで、大体待ち合わせとかが有楽町だったりするんだけど、有楽町飛ばすんですよこの子。つまり浜松町で山手線に乗り換えないといけないんだけど、そのまま乗っちゃうと新橋有楽町飛ばして東京行っちゃう。で、遅刻する。
一般論に終始しておる。思い出を添加して少し。
この沿線に住む以前はほとんど乗らない電車で。
普段を早稲田近辺で過ごしていたので、山手線で言えば真逆の方面にいた。
沖縄に電車がないせいか、私は新しい電車に乗るのが好きで。東京に来た時から、都内の全ての電車に乗るのが夢で。大体乗りましたが、東武線には乗ってない。で、最初に京浜東北線に乗ったときのことも覚えている。
あれは2003年の2月14日。
当時の恋人とラーメン博物館に行くため乗ったのだった。
バレンタインなのにラー博て。って思いながらも、京浜東北線に初めて乗れるうれしさからOK。まあラーメンおいしいしね。
ラー博は新横浜という駅にある。新横浜は、特に何もなかった。ビルがいっぱいあったけれど、アミューズメント的なものはほぼなくて、桜木町なんかとはえらい違い(ちなみに当時は近くに何があるか知らなかったのでラー博行った後は「なんもないねー」とそのまま帰った)。銀行とかあったね。マルイっぽいのもあったね。
ラーメンは、おいしかったです。特に北海道の「すみれ」(味噌)と熊本の「こむらさき」(とんこつ)がうまい。すみれはもう今ラー博にはないけど、こむらさきはまだあるみたいです。
東京のラーメンで好きなのは、黒蘭だったけど、もう無い。あとは麺珍亭の油そばとかティーヌンかな。あと博多天神。食べとけば良かったって思ってるのが野方ホープと光麺と麺屋武蔵と山頭火。苦手なのは天下一品と家系。面白かったのはわたなべ。
あと、川崎チッタにライブ見に行った時も乗った。
ライブはBUMP。これもその恋人だった人に連れられて。今思えば出不精な私を連れて(あるいは連れずに)よく外に出てたなあと思う。フロンティア精神があるよね。BUMPを見るために川崎まで行こうっていうその発想がすばらしいよね。
他にも、六本木ヒルズというのができたらしいから行ってみよう、とか、ちょっと北海道までいってくる、とか、テレビ神奈川の「saku saku」のジゴロウのストラップ買いに行ってくるわ、とか、代々木公園のフリマ行ってくるわ、とか。私は「私はいいや」という感じでしたね。省エネ。
川崎はいい町だった。多分。ぱっと見。そもそもモールがあるというのが便利でいい。東京はそういうのがなくていちいち店回らないといけないので疲れる。ファミリーの住む街。
あー長い。だれてきた。いかん。
そんなわけで、トラップに気をつければいい路線です。渋いし。
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