久々に、もうほぼ更新されてないと思って行っていなかったところのリンクを誤ってクリックしてしまい、そしたらあら、久々に見たら更新されていた。
うちみたいだけど。
私が多大なる影響を受けたブログ、「いけいけどんどん」である。
もうほんと、この人の思考の飛躍がつらつらと綴られる文章にはグッとくる。ひらりひらり。
ああ、こんな文章を書ける人がいるんだなあ、よかったなあ、と思う。
この手の文章は小説では読めない。新書でもない。つまり本では読めない。近いのはエッセイや評論だけれど、それでも体裁を整えてしまうのが商品。
テーマやストーリーの縛りが、その生きた思考をそのままに読み手には伝えてくれない。作りこまれたものも勿論素敵だけれど、いわゆる即興に溢れた、落としどころの特に決まっていない、まったく自由な、生の、有機的な、言葉たち。
わくわくする。ぼんやり思ったことがどんどんつながってその人の中にしか無い思考回路でふくらんでいく様。
例えば私の中の「有機的な」という言い回しは、どうしても会社法の時間にやった「事業」の意味ででてくる「有機的一体としての財産」から来ている。あと、江國香織の「海」の認識であるところの「有機的なにごり水」。
だから、私が「有機的に」とつかうときは、会社と海がイメージされている。
そんなの読み手には全くわからない。それを開示することもない。でもそういうのを整えず、赴くままに言い訳もせずにどんどんつなげていくのを見るのが、楽しい。まあ、私は。
そんなわけで、久々の原田氏節
「議論のセクシーさ」
色気は大事である。
私はいつか友人に、職務経歴書をレビューしてもらった際、「いいんだけどさ、色気がないね」と言われたことがある。ほんと、大人ってうまいこというわ。
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