November 2, 2009

犬と猫をどうして見分けられるのか

ダーリンコラムより。<ねこちゃんは、犬じゃない。>

以下引用。

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なぜだ。
なぜに、犬と猫とはまちがわないのだ?
そっくりではないか、犬と猫。
しつこいようだが、
犬と猫を、なぜ、まちがわないのだ?

犬と猫の定義を、人は詳しく知っているわけではない。
どこがちがうか、質問されてうまく答えられるか。
答えられやしないだろう。
しかし、次々に目の前に、犬やら猫やらを出されたら、
「これは犬」「これは猫」と、
断言できるに決まってる。
たぶん、ことばをおぼえたばかりの幼児でも、
「わんわん」と「にゃんにゃん」の区別は、
たぶん確実につくはずだと思う。

なんで?

犬なんて、チワワから、ペキニーズから、
ダックスフントから、ブルドッグから、グレートデンまで、
みんな大きさも姿かたちもばらばらで、
ちがう生きものだと思えば、思えないこともないだろ?
なのに、どうして、
だれでも「チワワ」と「グレートデン」を、
おなじ「犬」だって言えるんだ?

ずいぶん自然に、犬ってものがどういうものか、
ジャッジできちゃうのは、どうしてなんだ?
すごくね?

あんがい、人間って、
このくらいの「すっごいジャッジ」を、
無意識でじゃかすかやってるんじゃないか。
そう思ったんだよ。

あらゆる犬が「犬という集合」であることを、
人間は、どうしてわかるの?
そのつど、そのつど、
どうして、あのいろいろの犬を見て、
「犬だ」って決められるの?
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そうそうそう、わかるそれ、その疑問。って思いませんでしたか、各位。

定義の問題とか言うけれど、定義の問題にするってことは、普段定義ってものをあんまりしてないからともいえるわけで。というか、暗黙のうちに言葉以外のもので定義されているというか、自分の中にいつのまにかジャッジの基準があるというか。

こういうのもこびとさんの範疇にはいるのだろうか。

確かに猫と犬は間違えない。なんでだろう。

前、猫だと思って育ててたら豹だったって話があったけど。
そういうのはまあ、あるんだよな。猫と豹だと子猫時代は間違える、と。

河馬と犀はどうかしら。間違えないか。

カピバラとビーバーは?見たことないしな。

ミーアキャットとブッシュベイビーは?ふむ。

ということは、猫と犬はよく見かけるから、小さい頃から、これは猫だよ、これは犬だよ、と教えられるのと共に、犬と猫のそれぞれの性質をインプットしているというわけなのかもしれない。だから、わかる。
ポメラニアンを見て、犬だよといわれ、チワワを見ても犬だよと言われて、その共通点をどこかしら把握するのだろう。それはそれですごい。
しかし最初に、犬という集合を犬とした人はすごいのかもしれない。いや、もしかしたら猫も最初は犬だったかもしれないけど、だんだん、なんかこれちょっとちがくね、みたいになって、じゃあこういうのは猫って呼ぼう、みたいに分化したのかもしれない。
そんな仮説。

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