October 19, 2011

風の歌を聴け

Web上でお祝いの言葉をいくつかいただきまして、ありがとうございました。

わたしが把握してるのは、ともさんとこと、おーん宅人さんとこと、オコメ富士さんとこ(ええ、見ておりました)ですが、なんだかやっぱり、あん神ネットワークに属してるなあという気がとてもします。無論、実際そうなのです。

ニシカワさんと交流とまではいかずとも、少なくともつながっていられたのはともさんのとこのおかげだし、何よりWeb友達の中で最初に結婚おめでとうメールをくれたのはともさんだったのです。ありがとう。


私はいつか、Web上の人々とのことを、

「絶妙な距離にいて、それがくっつきも離れもせずそのまま保たれている状態。
会いたいときに会えるわけでもなく、すごく親しかったことがあるわけでもなく、干渉もせずに、しかし疎遠なのではなく、ただその存在を向こう岸に感じ取るだけのような間柄。」

と書いたことがある。

本当にそうで、会ったこともなかったり、会ったことはあっても数回だったり、文章だけを、そのブログやサイトの場所だけを頼りに、感じ取るだけの。
でもそこにはいつもみんながいた。顔の見えない、でも物理的な顔は見えないけど、文章の顔が見える、人たち。いつものサイトと、いつもの言葉たち。

そういう場所が日常生活を営む傍らにパラレルに存在するということが、私にはとても居心地が良かったし、そういう世界を持たずに生きるのは正直しんどかった。私はそこで息つぎをしていた。

改めて、インターネットは心の世界、という某名言が身にしみるわけです。

「僕は、君たちを、愛している」


よーし、そろそろ普通に書くよー。

October 6, 2011

報告

いたってシンプルに、自然に、丁寧に、ニシカワヒロシさんと結婚いたしました。

思えばmagoshinさんのサイトを見つけてから早7年、一度も顔を合わせずただ文章を読み。
ほのかに好ましい何か、それは音楽の趣向だったり、物事に対するあたりのやわらかさであったり、そういったものを感じてはいたのですが、なぜか会うことはなく、それで「かちっ」とはまることはないまま。

いろいろなところを通って、曲がったり鍛えられたりして形造られて、本当に会ったときにはちゃんと「かちっ」とはまったような気がします。Fit。


結婚式はまさに祝祭的で、入念な準備、のようでいて結構穴もありつつ周りのサポートに大いに助けられながら、やりたいようなものをやることができたと思っています。

祝祭の後のさみしさは、秋の到来と同時で、急に景色が違って見えて、いつものマンション群や歩道橋や街灯が、いつもの大きさや質感と異なるように見えました。比喩ではなく、体感として。
それまで来てくれて一緒にいた家族がそれぞれの場所へ帰っていったのは大きかったような気がします。歩き出した、そういう感じがしました。


安心な僕らは旅に出ようぜ 思い切り泣いたり笑ったりしようぜ


というのは、くるりの「ばらの花」という曲の歌詞で、この曲のリミックス(先日旅立ったrei harakamiによるもの)は、結婚式の退場の時に選んだ曲でした。

あたたかく、のびやかに、ゆったりと、ひかりを浴びて暮らしていこうと思います。

まずはご報告まで。