December 30, 2011

Why CAT

暮れ。散漫に。

・資源は限られているけれど、効率はある程度までその上限を押し上げる。
・大リーグ養成なべぶたGet
・多分、シェアできないものを上げることに抵抗があるのかもしれない。
・スープ王に、俺はなる
・今まで一度も現在であったことのない過去
・マルクス主義は十分にマルクス的であったか
・オダイバーゲン
・わかりにくさと芸術性は紙一重であり、それがどちらであるのかを審判できる目を審美眼というのであろう
・KIHACHIは攻めてる
・太宰の太宰性

で、明日帰省致します。実家へ。
毎年おおみそかに紅白を見ながら更新していたことを思い出しつつ、今年も書けるかしらと思っています。
ブログって、ウェブ・ログなのよねぇと思う。
なぜか成田から就航している飛行機で、いざ。

December 20, 2011

熱いお茶が必要だ

行き詰まる時、無常観を覚える時というのはいつだって視点がマクロな時で、そりゃマクロな方が見えてる範囲が大きい(見えていなくとも見る準備はしている)わけだから、安全といえば安全で、ちまちまやってたことはばからしいし、そういう見方はぜんたい楽だ。
それは割と物理的な感覚で、たとえばGoogle mapなりGoogle Earthなりでぐんぐん遠ざかって、そうして地球の全体が見えるときなんか、ストリートビューを見ているときと全然気分が違う。一瞬前の気分。
安心。安全。達観。俯瞰。余裕。
しかしながら、我々は実に実に、物理的かつ実在的な存在である。まさに等身大との言葉通り一定の大きさの物体にはめこまれており、そういうものである以上物質界の法則に従わねばならぬ。拘束。いつまでもマクロな気分ではいられない。仕事はしなければならず、混んだ電車にも果敢に乗り込み、身を切る寒さの中にも飛び出さねばならぬ。電話をとり、キーを叩き、ダンボールを抱え、そこにもなぜか楽しみを見出す。ああ、そういうふうにできている。これが被造物ということかしらなどと思う。

空はどこまでいってもぶつからなくて、宇宙は人の手の(ないしは目の)届かないところが果てで、しかし逆にミクロにミクロに小さい世界もまた人の目の届かないところが果てなのかもしれず、そうしてそこは奇妙にリンクしているのかもしれなくて、端っこと端っこが認識できない線は終わっているのかいないのかわからなくて、それは時間だってそうかもしれないし色だってそうかもしれないし気持ちだってそうかもしれない。

かつて一度も「今」であったことのない過去。というフレーズがひっかかっていて、内田樹が懇切丁寧に書いてくれたレヴィナスを読もうとしている。内田樹はとても親切だ。どんどん稼いでほしい。

書いていてうんざりするほどのこの当たり前で同語反復で浅薄な文章を、いつしか誰かにひっかかる文章にできるかしらと思う。
価値。

俯瞰で生きるのは楽だ。いつもそんなスタンスでいれば、多少のいやなことは吹いて飛ばせる。でも俯瞰で人間は見えない。いつもそこには一人で行かなくてはならない。

December 7, 2011

Diorama

近況でも。
この間、すーん、としたくて出かけた。

行き先は東京都内である必要があった。その感じは東京にしかないものだったからだ。
しかし、そこは混んでいない必要があった。すーんという感じはとても微かなものなので、ノイズをキャンセルしなければならないからである。

そうやって台場を選び、ひとりで歩くのが常だったけれど、その日は台場に行くのは違う気がした。
台場は本当にゆうれいの気分になれる場所だけど、もう少し目的がほしかった。地に足をつけたい気分だった。


まあそういうわけで、初台。オペラシティ。ICC。まあそうなる。
ちなみにもう一箇所の候補は天王洲アイルだったが、これも散策目的ならよいけれど目的となりうるものはあまりない。

ICCにはいつだってマシュマロスコープがあるし、いつだってジャグラーがある。ていうかもういいよあれらは。
時間が遅かったので、渋谷慶一郎+evalaは入れなかったけれど、変わっている展示をうろうろした。特設は「三上晴子 欲望のコード」。ふむ。

しかし、もう一回クワクボリョウタのやつ見たい。と思ったら動画があったのでシェア。小さい電車が頭に光源を乗せて走っていく展示。



クワクボリョウタ The Tenth Sentiment / 10番目の感傷(点・線・面)





と、奥で聞きなれた曲。やくしまる。渋谷慶一郎にやくしまるって、もうそういう空間。展示自体はロボットアームが音楽に合わせて自分で光を出してPVをつくるというもので、そんなに感動はしない。


隣のアートショップで、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」と「文章読本」を買って、Powershovel AudioというレーベルのCDを買った。音響系。
Diorama/Machinefabriek
まずジャケットがいいと思い、アルバム名を見て買うべきだと思いました。Dioramic!Dramatic! 実際いい。
Shuta Hasunumaもここで出会ったので、このお店のチョイスとここに来た時の自分を信用しつつある。

帰りにコンサートホールを横目に見、つめたい空気で胸をいっぱいにしながら、今度はオーケストラ聴きたいなあと思った。

そういう土日を糧に平日をやりくりしています。

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