October 16, 2013

笹井宏之とライゾマティクスと攻殻機動隊とあといろいろ

秋だからね、文章を書こうという気持ちになる。雑多にメモ。


最近、笹井宏之という人の「えーえんとくちから」という作品集(短歌である)を読んだ。
いくつかいいと思ったものを抜き出すと、

「この森で軍手を売って暮らしたい まちがえて図書館を建てたい」

「拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません」

「このケーキ、ベルリンの壁入ってる?(うんスポンジにすこし)にし?(うん)」

「胃の中でくだもの死んでしまったら、人ってときに墓なんですね」

という感じ。
1ページに1~2行しかない150ページくらいの詩集で、読み返すのにとてもいい。
詩的であることと日常は近いのかもしれないと思う。
今日のごはんはイデア的なマグマよ、とか。
そして詩的であることと文学的であることは近接しているとも思う。単純に詩に親和性のある文学が好きなだけかもしれない。「手乗りかいつぶり」や「帽子」が歩きまわったり言葉をつぶやく、くたびれた世界が。




あと、展示を見に行ったものとしては初台のICCでやっている話題のライゾマティクス展
Perfumeの演出でかなりフィーチャーされていて、ほとんどPerfumeファンが来ていたと思うけど、盛況のようでした。inoも書いてたけど、一応想像通りの感じです。
既にグローバルサイト見てたし。まあ、超かっこいいんですけどね。
ICCオープンスペースの方も最近行っていなかったので、今回はevalaさん(と鈴木昭男さん)の無響室展示。1人ずつ10分の体験型なので、整理券先にもらってご飯食べてから行く感じでした。
「大きな耳をもったキツネ」
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2013/Openspace2013/Works/Otocyon_megalotis_j.html
これは本当にいい。無響室という特殊空間で、本当にここでしか味わわない感覚。閉所恐怖症の人や音に過敏な人は難しいか。
こんなに音は立体なのか、こんなに音って気配があるのか、こんなに耳は繊細だったのか、と感じいる。
他の、オープンリールのテープが4つ、ただゆっくり落ちて積もるのを見ていると1つずつ止まり、4つ全てが止まった次の瞬間に4つが同時に高速で巻きとりはじめるそのとき、早回しの狂ったような交響曲が巻きとっているテープで再生されるというやつもよかった。
この段落リンクだらけだー


あとは遅ればせながら最近攻殻機動隊見てますね。
やっとSAC2のSSSまで観たところです。あとはイノセンスとARISEですか。
攻殻機動隊は最高だな、と定期的にTwitterでpostしています。タチコマ胸熱とかそういう。

あとよかったものと気になるやつ箇条書き。
・川内倫子
・abさんご
・エレグラ
・EMAF Tokyo 
・LEVEL3
・魅せよ!
・吉岡徳仁@MOT
・うさぎスマッシュ
・スマブラ
・テトリス



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