July 9, 2010

とっさのひとこと

昨日の文章はまったくわけわかめですな。
引用できればベストなんですが。

今日は7歳くらい年下の平成生まれの子に、「mogさんって何聴くんですか?」と聞かれて、えーとえーとなんだっけ何聞いてたっけ、相対性理論って言っちゃまずいか、くるり?くるりが無難?と思い、「くるりとかですかね」と言うと「あ、わかんない」と言われた。
「英語の人とか聴きますか」
「あ、聴きますね」
「誰ですか」
「うーん誰っていうか、Brian Enoとか?でも英語っていっても歌とか入ってないですよ」
「え、そうなんですか、楽器とか?」
「いや楽器っていうか、打ち込みというか電子音?」
「あ、そっち方面なんですねー」
「いやいろいろ聴くことは聴くんですけど」
「じゃあその誰でしたっけ、youtubeで聴いてみたいですー」
「いや多分つまんないですよ、仕事してた時疲れてて聴いてたんで」
的なしどろもどろで、最適解は何だったのかを今、考える。

一応無難なジュディマリとか浮かんだのだけど、解散してるし、この子20歳だから多分あんまり知らないだろうし、オザケンとか椎名林檎とか言ってもへえってなるだろうし、くるりだめだったし、そしたら多分アジカンとかACIDMANとかもだめでしょ、何、サカナクション?今風なのって誰?いきものがかりとか?AKB?しかし聴いたことないしな。嘘はいけん。
ジャズとかクラシックって言えばよかったのか?でも距離を感じそう。そもそも私のイメージが、ワインとか飲んでそう、らしい。飲んでない。けどむしろウイスキーですとも言えない。


でね、iPodの中身とかを覗いてみると、微妙で。微妙で雑多で、この人のは確実に追っかけてますというのがない。くるりとJUDY AND MARYと林檎さんくらいか。買い続けるモチベーションって私にとっては相当なのである、多分。

ああそういえば、タワレコ那覇店にくるり一味の手書きポップがあったので、つい「僕の住んでいた街」買ってしまった。くるり詩集も。ついでにクラムボンの「2010」。やくしまるえつこは悩んでやめた。今フリーターだし。しかし岸田繁は字が汚いよ。私の好きな人はなぜ字が汚いのかしら。私は字がきれいな方が好きだ。しかし好きになる人は字が汚い。いや、きれいな人もいたな一人。でも一人だけ。ていうか、男の人ってデフォルト字が汚いのか?

そういえば、「パンドラの匣」で「かるみ」ということについて書いてあった部分があって。かるみというのはとてもよいもので、芭蕉も晩年その境地に至ったのだとか。
そして授業で漢字ドリルをさせていて「軽妙」が出てきたところでほほーんとリンクしたわけである。いいね。

くるりにはね、これがある。全ての曲が「軽妙」というほど洗練されきっているわけじゃないけれど、それに近い。むしろ洗練されきってないところが良い。少しくぼんやりした不安げなところがありつつ、しかし風に吹かれて舞い上がるかろやかさ、空もある。わすれっちまうこともある。

だんだん聴きたくなってきたので終わり。
今度聞かれたら、LAVAとオスカー・ピーターソンとビル・エヴァンスとくるりとレイハラカミあたりをごちゃりと言おう。

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